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2017年
7月号
銀つぼ新聞
***第二回銀つぼシニア川柳コンテストを終えて***
川柳って本当に楽しいもんですね!
第二回銀つぼシニア川柳コンテスト結果詳細
2017年2月上旬から5月31日までの約4か月間にわたり、数多くの楽しい作品が、インターネット/はがきから応募されました。

今回、目だったキーワードとしましては
 ・五輪/オリンピック関係(メダルなど)
 ・流行りのゲーム
 ・流行りの芸能人(アイドル、芸人)
 ・流行りの映画
 ・その他定番の自虐ネタ
など、数多く取り入れられており、楽しい句が多かったように思います。
また孫との楽しいひと時を謳った句も多く投稿され、本当に癒されるコンテストとなりました。


■総応募作品数 : 3,582 作品

■媒体別応募作品数
 インターネット : 2,691
 はがき : 891

■年代別作品数
 10代 : 6
 20代 : 47
 30代 : 155
 40代 : 237
 50代 : 723
 60代 : 1,273
 70代 : 931
 80代 : 206
 90代 : 3
 100代 : 1

冬の終わり頃から、春・梅雨入り前まで本当にありがとうございました。
受賞者の声
■婆ちゃんの  訛りが孫に  伝染し
埼玉県 くっちゃん

初孫が話し始めて、或るとき気がつくと、婆ちゃんの栃木のイントネーションが混じっていました。
どうせなら爺の三河訛りのほうを期待していましたが、バアバとは一緒にいる時間が長く、少し残念ではありますが、仕方がないとあきらめました。  

■ステントの  バネも弾んだ  老いの恋
京都府 瀬のしろ

・思いついた場所: 日々の生活の中で。
・作品のヒントとなった出来事(人・物): 青春とは年齢ではなく、柔軟な若い心を持つことだといわれます。高齢の私も青春したいと考えました。
・苦労した部分: 柔軟な若い心を何で表現するか。なんにでも興味を持っこと、物事に惚れること、恋をすることに到着しました。
・かかった時間: 上の思い付きに過去に経験した(心筋梗塞で心臓の冠動脈にステントを挿入)したことに結びつけました。したがってさほど時間は要しませんでした。
・その他エピソード: 結果、さまざまなこと(人物も含めて)に興味・関心をもつ(恋をする)と心臓がワクワクして青春できるという表現にふさわしい作句を試みました。

■アニサキス  老体胃袋  試してme
埼玉県 野うさぎ

・思いついた場所: 自宅
・作品のヒントとなった出来事(人・物): 報道でアニサキスが話題になったことから
・苦労した部分: アニサキスは五文字なので頭部分か後部分に・・・・七文字の中にシルバー言葉をどんな言葉が良いかということで老体、アニサキスが胃の中で悪さすると言うことで胃袋。そして、アニサキスの痛みが老人にも痛みが伝わるか?と試して、と問い、meの意味は、・試してみ・試してme(私に)で掛け言葉を考えた。
・かかった時間: 1時間
・その他エピソード: 話題性・掛けことばを句にいれユウモアも取り入りた方がインパクトがあり説得力が出る。

■じいちゃんの  ばあちゃんファースト  好きだなぁ
福岡県 きょんちゃん

・思いついた場所: 同じ町内の私の実家です。
・作品のヒントとなった出来事(人・物): 私の祖父母です。(すでに亡くなっていますが)
・苦労した部分: 下の句の「好きだなぁ」をどう表現しようか、悩みました。「素敵だな」など他の言葉をいろいろ考えましたが、
結局、祖父への愛情を率直な気持ちで表すことにしました。
・かかった時間: 15分くらい。
・その他エピソード: 明治生まれの祖父母でしたが、通常、その時代は圧倒的に亭主関白のご夫婦が多いのが普通で私の祖父母も人目があるときは、祖父が威張っていましたが、二人だけになると
隣の部屋から、「お風呂先に入っていいよ。」など、優しく祖母に話す声が聞こえてきて、そういう祖父が大好きなことを思い出し、作句いたしました。
第二回コンテストを終えて
今年は、昨年以上の応募作品数となり、大変うれしい・楽しいコンテストになりました。

また、ご参加いただいている年代別では、最年少12歳の方から、最高齢100歳の方までと、本当に幅広く楽しめるコンテストだなぁと少しびっくりしながらも、見守らせていただきました。

今後も、色々な工夫を凝らし、回を重ねるたびに参加数が増えていくような、そんな楽しいコンテストにしていきたいと思います。


次回は、2018年2月スタートを予定しております。今後とも、よろしくお願いいたします。