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2018年
8月号
銀つぼ新聞
***第三回銀つぼシニア川柳コンテストを終えて***
川柳って本当に楽しいですね!
第三回銀つぼシニア川柳コンテスト結果詳細
2018年2月上旬から5月31日までの約4か月間にわたり、数多くの楽しい作品が、インターネット/はがきから応募されました。

今回、のキーワードとしましては
 ・老いに関する自虐ネタ
 ・人間関係(夫婦・子・孫・隣人)
 ・インターネット関連(仮想通貨・SNS)
 ・映画
 ・恋愛
など数多く取り入れられており、楽しい句が多かったように思います。
また、上にも書きましたが、恋愛に関する美しい句などは胸がジーンとなり、目頭が熱くなりました。。。

さて、それでは今回のご応募状況をまとめてみたいと思います。

■総応募作品数 : 6,201 作品

■媒体別応募作品数
 インターネット : 4,262作品
 はがき : 1,939作品

■年代別作品数
 10代  : 21作品 (16名)
 20代  : 159作品 (90名)
 30代  : 418作品 (162名)
 40代  : 683作品 (203名)
 50代  : 1,156作品 (359名)
 60代  : 1,975作品 (544名)
 70代  : 1,401作品 (393名)
 80代  : 335作品 (100名)
 90代  : 31作品 (12名)
 100代 : 22作品 (8名)

■ご参加年齢幅
 最低年齢 : 11歳
 最高年齢 : 102歳
受賞者インタビュー
コンテスト受賞者の方(Web応募)に、今回の作品がどのように出来上がったのか?
インタビューしてみました。

★★★質問内容★★★
1)どのような状況(どこで)で思いつきましたか?
2)どのくらいの時間を要しましたか?
3)その他、最大のヒントとなったものなどあれば教えてください。


■星新さん
1)朝、ベッドの中です。
2)ひらめきです。数秒とかかっていません。
3)八十六歳となって今も元気な父が、我が家に遊びに来ていて。早朝五時から、いつも活動を開始するものですから。もう、うるさくて寝てられません。それで 、瞬時に思いついたんです。ご経験はありませんでしょうか?

■ハルルさん
1)毎日ウォーキングして足腰に自信があったのに カーペットの縁に躓いてよろけてしまいました。ルンバが簡単に乗り越えるほどの段差に躓いて 老いを実感しました。
2)家事などをしている時に不意に思いついてメモ書きしています。
3)五年ほど前から 脳トレを兼ねて川柳を始めました。自己流でしたが大賞を戴き副賞に「ルンバ」をに戴きました。それ以来 お掃除をルンバに任せています。変わらずに働くルンバと年々くたびれて来た私との対比がこの川柳のキモでしょう。

■月夜の警備員さん
1)会社のちょっとした空き時間を利用しました。
2)1日です
3)気になった語句を書き留めたり、景色を見た時に目に写ったものから感じられた事を意識しました。

■つぼさんごさん
1)孫と公園に遊びに行った時
2)5分間
3)過去に自販機で釣銭を取り缶コーヒを取り忘れそうになったことがある
川柳の投稿を楽しませていただきありがとうございます

■庭田ずみさん
1)お風呂で。
2)15秒くらい。
3)祖父母に育ててもらった経験です。実家に帰るたびに、祖父がニュースを見ていて分からなかった言葉をメモに残し、私に聞いてきてくれます。そのうちの一つを作品にしました。

■鳩乃ルイさん
1)大学生の子供たちは日々の課題に取り組み、自営業の夫は仕事に没頭。そんな中、よし!自分もなにか取り組もう、と思いついたのが始まりでした。川柳なら短い文章で考えやすいと思い夜な夜な思いつくまま書いていきました。
2)意外と時間はかかっていません。ぼんぼんといくつか出たものを言葉を削ぎ落とし、語呂のいい流れに手直ししていきました。
3)「プレバト」と言う俳句の番組が大好きでよく見ています。川柳とはまた違ってはいますが、言葉の使い方などとても参考になったと思います。


今回、6名の受賞者の方よりご回答をいただきました。
ちょっと驚いたのは、、、皆さん作品が出来上がるまでにほとんど時間を要していない事でした。川柳にはパッとしたひらめきが効果的なんですねぇー。
確かに、思わず笑ってしまった事など、、、5・7・5の句にのせられると気持ちい感覚になり、人生を楽しめそうです。
インタビューにお応えいただいた6名の皆様、ありがとうございました。インタビュー内容は、日本中の川柳ファンの良いヒントになりそうですね。
終わりに
今回のコンテストは、ご応募作品総数・ご参加人数共に過去最高となり、大変うれしい楽しいコンテストとなりました。

今後も、色々な工夫を凝らし、回を重ねるたびに参加者が増えていくような、そんな楽しいコンテストにしていきたいと思います。


次回は、2019年2月スタートを予定しております。今後とも、よろしくお願いいたします。