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2019年
9月号
銀つぼ新聞
***第四回銀つぼシニア川柳コンテストを終えて***
たくさんのご応募ありがとうございました
第四回銀つぼシニア川柳コンテスト結果詳細
2019年2月上旬から5月末日までの約4か月間にわたり、数多くの楽しい作品が、インターネット/はがきから応募されました。

今回、のキーワードとしましては
 ・老いに関する自虐ネタ : 安定の人気キーワード
 ・芸能関係/アイドルネタ
 ・SNS
 ・恋愛
など数多く取り入れられており、楽しい句が多かったように思います。
また、上にも書きましたが、恋愛に関する美しい句などは胸がジーンとなり、目頭が熱くなりました。。。

さて、それでは今回のご応募状況をまとめてみたいと思います。

■総応募作品数 : 5,350 作品

■媒体別応募作品数
 インターネット : 3,797作品
 はがき : 1,553作品

■年代別作品数
 10代  : 75作品
 20代  : 115作品
 30代  : 238作品
 40代  : 560作品
 50代  : 783作品
 60代  : 1,930作品
 70代  : 1,319作品
 80代  : 272作品
 90代  : 20作品
 不明  : 38作品

■ご参加年齢幅
 最年少 : 11歳
 最高齢 : 94歳
受賞者インタビュー(Web)
コンテスト受賞者の方(Web応募)に、今回の作品がどのように出来上がったのか?
インタビューしてみました。

★★★質問内容★★★
1)どのような状況(どこで)で思いつきましたか?
2)どのくらいの時間を要しましたか?
3)その他、最大のヒントとなったものなどあれば教えてください。


■ベンジャミンさん
1)ダイニングテーブルに座って考えました。
2)何日間かかけて、数個考えました。
3)まだシニアというような年齢ではありませんが、年々体力の衰えや老化現象を感じています。
その中から、自分にとってヤバイと思っていることを川柳にしました。


■三郎さん
1)自宅でテレビを観ていて
2)一瞬の出来事
3)欅坂や乃木坂が好きという孫


■成李 霧さん
1)ショッピングモールのイートイン・コーナーで、年配のお姉さま方が楽しそうにおしゃべりしているところに、たまたま居合わせて。
2)即興で出ました。
3)ヒントは特になしです。


■減点パパさん
1)シルバー世代の日々の生活を想像して作成しました。
2)約10分ぐらいです。
3)「猫の手も借りたい」とは、非常に忙しいため誰でもいいから手伝いが欲しいことのたとえです。現役時代は日々の生活・仕事に追われ、猫の手も借りたいぐらい多忙を極めます。それが退職後のシルバー世代には時間的な余裕があります。そこで世代間を逆転の発想で、「ネコに手を 貸したいほどに 暇がある」という作品を作成した次第です。以上です。
来年2月の「第5回シニア川柳コンテスト」にも投稿したいと考えています。最後に貴社の益々のご発展をお祈り致します。今後とも宜しくお願い申し上げます。


今回、4名の受賞者の方よりご回答をいただきました。
前回も、多かった回答ですが、作品を考えるのに(思いつくのに)さほど時間を要していないんですね。これは、普段から自然と川柳脳が働き、反射的に5・7・5してしまっているように思います。サイコーです!

インタビューにお応えいただいた4名の皆様、ありがとうございました。インタビュー内容は、日本中の川柳ファンの方へ良いヒントになると思います。
今回のコンテストも、下は11歳から上は94歳まで、実に年齢幅の広い、言わば「日本国民的イベント」となったのではないでしょうか。

また、応募作品数も非常に多く、参加者様は激戦を強いられ、非常にハイレベルな戦いになったかと思います。

主催者側としては、大変うれしく楽しいコンテストとなりました。
今後も、色々な工夫を凝らし、回を重ねるたびに参加者が増えていくような、そんな楽しいコンテストにしていきたいと思います。


次回は、2020年2月スタート(東京オリンピック直前)を予定しております。今後とも、よろしくお願いいたします。